コニカミノルタ健康保険組合 様

コニカミノルタ健康保険組合 様

【導入事例】健康経営のトップランナーが選んだ、高血圧対策の「次の一手」とは

受診勧奨の一歩先を行く、介入型重症化予防導入の舞台裏

課題

  • 定年後再雇用により従業員全体の平均年齢が上昇。血圧を背景にした脳や心疾患系のイベントが増加
  • リスク層への「一歩踏み込んだ介入」が難しい

施策

  • ascure Dr.高血圧治療
  • 医師開発のアプリ×オンライン診療により、通院に踏み出せなかった層の行動変容を促すプログラム

成果

  • 潜在的なニーズを掘り起こし、募集開始直後に定員を突破
  • 参加者の95%が意識変容を実感

INTRODUCTION

さまざまな疾病のリスクとなる高血圧に、どう対処すべきか。 これは健康保険組合にとって、極めて大きな課題となっています。 しかし、従来の受診勧奨や特定保健指導だけでは、実効性のある介入が難しいという現実もあります。

健康経営※1に取り組む、コニカミノルタグループ。 その健康増進を担うコニカミノルタ健康保険組合様も、同様の課題を抱えていました。

同健保が選んだのは、アプリとオンライン診療を組み合わせた「ascure Dr.高血圧治療」です。 決め手は、「ascure 卒煙※2」プログラムを通じて築かれた信頼と、施策の「フィット感」でした。 受診勧奨の一歩先を行く、介入型重症化予防導入の舞台裏を詳しく伺いました。

今回インタビューにご協力いただいたのは、事務長の渕上武彦さんと、 保健師であり、データ分析・システム管理チームのリーダーを務める大西惠子さんです。

※1 健康経営:従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取り組み
※2 ascure卒煙プログラム:株式会社CureAppが医療機器プログラムである治療用アプリ開発の知見を活かし開発した、完全オンラインの禁煙モバイルヘルスプログラム

1. 【導入前の課題】受診勧奨では届かない、高血圧リスク層への早期アプローチ

――まず、貴健保が抱えていた健康課題についてお聞かせください。

大西:当健保では、働き盛り世代を中心に、生活習慣病予備軍の方が多いという特徴があります。コニカミノルタグループでは、コラボヘルスにいち早く着手し、会社と健保が両輪で健康経営に取り組んできました。血糖値の高い層への介入には一定の手応えを感じていた一方で、血圧に関しては有効な打ち手が見つかっていない状況でした。

また、定年後再雇用の従業員が増え、従業員全体の平均年齢が上がる中で、血圧を背景にした脳・心疾患系のイベントが増えつつありました。従来の受診勧奨の範囲にとどまらず、リスク層を広く捉え、しっかりと介入していくことが必要ではないかと考えるようになりました。

渕上:CureAppさんとは、「ascure 卒煙」プログラムを通じて長く取り引きをしてきました。定期的に情報交換をする中で、「ascure Dr.高血圧治療」をご紹介いただき、検討をスタートしました。

コラボヘルス:企業(事業主)と健康保険組合がタッグを組んで、加入者(社員やその家族)の健康をサポートする仕組み

2. 【選定理由】エビデンスに基づいた、ニーズに合致する「唯一の解決策」

――数ある高血圧対策の中で、なぜ本プログラムを選ばれたのでしょうか?

大西:情報収集をする中で、血圧に関するソリューションについてもいくつか紹介を受けましたが、受診勧奨などすでに取り組んでいるものがほとんどでした。より介入性の高いものを求めていたところ、「ascure Dr.高血圧治療」を紹介され、私たちのニーズに合致する唯一のソリューションだと感じました。

渕上:ポピュレーションアプローチは、一定の効果は期待できるものの、直接的な大きな効果につながらない現状がありました。そのようなプログラムに比べて介入性が高く、医療機器として認められている治療アプリを利用する「ascure Dr.高血圧治療」には、大きく期待を持ちました。「ascure 卒煙」プログラムでの経験もあり、絶対的な信頼がありました。

ポピュレーションアプローチ:リスクの有無に関わらず、集団全体に対して一律に健康増進や疾病予防の働きかけを行い、集団全体の健康水準を底上げする手法のこと

――組織内、特に理事会での反応はいかがでしたか?

渕上:費用面での心配はありましたが、高血圧対策は重点施策であり、理解を得やすい環境にありました。また、コニカミノルタグループ全体でDXを推進する風土があるため、デジタルを活用したプログラムである点も、ポジティブに受け入れられる要因になったと思います。

大西:「ascure Dr.高血圧治療」に使われる「高血圧治療補助アプリ」は、医療機器として承認を受けていることが説得材料になりました。CureAppさんのプログラムであれば、きちんと進められるだろうという安心感が大きかったです。

3. 【導入プロセス】予想外だった現役世代の「潜在的なニーズ」

――2025年4月、健康診断において、経年で血圧130mmHg以上を記録している従業員約500人に対象を絞り、20名を上限として募集を開始しました。

渕上:良いプログラムだと感じる一方で、従業員がオンライン診療に馴染んでくれるのかという心配はありました。

大西:これまでさまざまな保健事業に取り組んできた中で、刺さる施策・刺さらない施策の傾向が見えており、「慣れ」がひとつの要素になっていました。(20名の参加者は)私たちが何とか集めるものだと思っており、何回募集を出すことになるのだろう…という心配がありました。

――結果として、募集開始直後に定員を上回る応募があり、早期に募集を打ち切りました。要因は何だったのでしょうか?

渕上:健保から対象者にメールを送付し、イントラネットにも情報を掲載したところ、すぐに23名の参加者が集まりました。CureAppさんからご提供いただいた動画やチラシのクオリティが高く、募集に役立ったと思います。本当にセンスがいい。

大西:まず一の矢を打って、その後に次の手立てを考えようと言っていたところ、すぐに募集が終わってしまいました。高血圧対策のニーズがあったんだ!という驚きがありました。「血圧計がもらえる」というはっきりとしたインセンティブも効いたのかなと思います。

[Q1]生活習慣の改善に向けた行動(運動、食事、睡眠など)は参加前と比べて変わりましたか?9割が減塩や運動などの生活習慣改善を行うようになったと回答、[Q2]生活習慣に対する意識は参加前と比べて変わりましたか?9割以上が意識するようになったと回答
[Q1]生活習慣の改善に向けた行動(運動、食事、睡眠など)は参加前と比べて変わりましたか?9割が減塩や運動などの生活習慣改善を行うようになったと回答、[Q2]生活習慣に対する意識は参加前と比べて変わりましたか?9割以上が意識するようになったと回答

4. 【運用の手応え】行動変容の定着につながる病態理解

――プログラム終了後のアンケートでは、95%の方が生活習慣に対する「意識の変化」を実感しています。健保としての手応えはいかがでしたか?

大西:施策をやると、「申し込んだけど参加しない」という人が出てくるのですが、本プログラムでは脱落者がほとんどいませんでした。利用者の困りごとが発生した時も、きちんとプログラムの担当者によりサポートしていただけました。

特定保健指導だけでは、食事や運動、体重のコントロールについての話がメインになるので、高血圧という病態への理解を深めるところまでは難しいんですよね。

私も保健師の経験から、なぜ高血圧になっているのか、だからどうすればいいのかというところを対象者に理解してもらう機会をもっと持てればいいと思っていました。「ascure Dr.高血圧治療」は、そこに刺さるプログラムであったと感じています。

5. 【今後の展望】「未病」への投資が、健保の持続可能性を高めていく

――今後の展望についてお聞かせください。

渕上:まずは自律的かつ継続的な行動変容に期待しています。今回プログラムに参加した方々が、プログラム終了後も生活習慣の改善を続け、幸せに生活していくこと。健康な状態を保っていただければ、ゆくゆくは高齢者医療費の抑制にもつながると考えています。

大西:従来の特定保健指導からもう一段踏み込んだ、「介入型のアプローチ」をこれからも続けていきたいですね。今回の取り組みを通じ、参加者それぞれが適切な判断や行動をできるようになり、脳・心疾患系のイベントの予防につながればいいと思います。

エビデンスがしっかりあって、運用サイクルも確立されているのは、CureAppさんならでは。新しいプログラムでしたが、安心して導入することができました。「ascure Dr.高血圧治療ってどう?」と聞かれたら、「いいよ!」と伝えたいと思います。

実効性のある高血圧対策を始めませんか?

「ascure Dr.高血圧治療」の活用法を、貴組合の状況に合わせてご提案いたします

法人・健保・自治体の方

プログラムの詳細や料金に関してのご質問やご相談は以下よりお問い合わせください。